テレワークとはTele(離れて)とWork(仕事)が組み合わさった造語です。
主に、通信情報技術(ICT)を活用した時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方を指しています。
2019年からのコロナ禍の影響によって、テレワークという言葉が認知されるようになってきました。
ですが、私自身は医療•介護•福祉の業界で働いており、感染症の予防に努めながら、現場で働いていたため、テレワークとはあまり縁のない生活を送っていました。
そんな私ですが、2023年からジョブチェンジをして、WEBサイトの制作と運営という新しい仕事にチャレンジすることにしました。
テレワークは主に、企業との雇用契約が結ばれている状況下で用いられる言葉であり、私のように個人で活動している場合にはノマドワークといった言葉で表されます。
医療•介護•福祉の専門職として働いていた中で、他業種へジョブチェンジすることは、私にとってはとても勇気のいる選択でした。
しかし、私自身がこれからの人生をどう過ごしたいのかを考えた時に、場所や時間に制限されない、ノマドワーカーとして活躍できるスキルが今後必要になると考え、思い切って挑戦することにしました。
今回は、テレワークやノマドワークといった、場所や時間を選択できる働き方の必要性やそこに舵を切った理由に関して触れてみました。
人と関わる仕事がしたくて理学療法士になった
コロナ禍によって、職場の飲み会は減り、遊園地やライブハウスといった娯楽施設への入場制限や飲食店の営業時間は短縮しました。
そこにテレワークという働き方の推奨。
人と交流する場所や時間は段々と少なくなりました。
テレワークの普及によって、様々な人と交流を持たなくても良くなり、人間関係によるストレスが減ったとの意見もある一方、
人を相手にする職種で働いている方にとっては、生活を左右する死活問題でもありました。
私が高校を卒業する前に、これからの進路について選択を迫られた時、
これからの時代は、人がやっていた仕事は機械やコンピューターに置き換わっていくんだろうな。
なんとなく、そう思っていました。
なので、一人の人として、人に関われる仕事につきたいと思い、理学療法士という仕事を選択しました。
専門科目が多く、勉強は大変でしたが、卒業後は楽しく働いていました。
今でも、一人の人として、人に関われる仕事をしたい。
その気持ちは変わらず、これからも人と関わる仕事に就きたいと思っています。
それなら、仕事辞める必要はなかったんじゃないの?
私の周りの方はそう言います。
ですが、私は好きな仕事から離れてでも、今の私には場所や時間を自ら選択して働くことができるスキルが今後必要になると考え、思い切ってチャレンジしました。
なぜ、時間や場所を自由に選択する働き方が必要なのか?
私が子どもの頃は、家族みんなで食卓を囲んで食事をとっていました。
私はそれが当たり前だと思って過ごしてきましたが、
私が大人になり、働く中で、
仕事の終わりが、夜の7時を過ぎることも、珍しくはありませんでした。
子どもの頃、よくもみんなで晩ごはんを食べられたな…。
そんなことをよく考えていました。
私の親の世代は終身雇用が当たり前という時代で、勤めれば勤めるほど、たくさんの恩恵を受けることができました。
ですが、私が大人になって思うことは、生産性を高める努力をしても、賃金が上がったり、それによって時間にゆとりがでるといった恩恵はあまりないな…という印象です。
仕事に対するやりがい。
それによって、就業へのモチベーションを高めることができていましたが、
この生活、いつまで続けるんだろう
ふと、冷静になった時に、不安に感じることがありました。
「仕事と私…。どっちが大切なの?」
よく、そんなセリフがありますが、
私からすれば、あなたが大切だから、仕事をしているんだよ。
そう思います。
ですが、仕事がよりタイトになっていることで、本来大切にしたいはずのことが疎かになっている。
そう感じています。
家族との夕食の時間。
大切な人との時間。
趣味の時間。
今の私、そしてこれからの私は自分が大切だと思うことに時間を割くことができるのか…。
働き方を一度見直してみよう。
考えるきっかけを持つことができました。
ノマドワークによって広がる可能性
これからの人生に対して、不安は感じながらも、今の仕事のおかげで安定した生活を送ることができていたのは間違いありません。
そんな、安定した生活を捨ててまで、なぜノマドワーカーを目指したいのか。
繰り返しになりますが、一番の理由は、場所や時間に捉われない働き方が選択できるということです。
これからの人生をどう過ごしたいのか
私は地元に帰る前は、東京で仕事をしていました。
これからも東京で働いて、地元から離れて生きていくのか?
それとも地元に帰って、仕事をするのか…。
まだまだ東京にいて、色んな人と出会って仕事がしたい…
その気持ちを残しつつも、令和元年に地元に戻るという選択をしました。
とはいえ、私は地元の自然豊かな環境が大好きです。
この選択は間違ってなかったと思います。
ですが、地元に戻るという選択は、私にとってこの地でこれからずっと生きていくという大きな決断も含まれています。
私の性格上、何か新しい気づきがあれば、その考えに触れてみたい。
そういう好奇心があります。
今までは、フットワーク軽く、住む場所や環境を変えることができていましたが、
地元に帰るとなると、そういう訳には行かなくなるかもしれません。
柔軟な自分であり続けるためには…
そうなった時に、場所や時間を自由に変化させることができるノマドワークという働き方を選択することが、
私のこれからの人生を充実させるものになると考えて、チャレンジすることにしました。
働く環境は整っている
東京の街のカフェには、パソコンを携えて仕事をしている方がたくさんいました。
カフェ以外にもコワーキングスペースやシェアオフィスといった、作業環境もたくさんあります。
地方はそういった環境が整っていないから難しいんじゃないの?
実はそういうこともないんです。
私の住む地域には光回線が通っており、私の住む家も快適にインターネットを使うことができます。
さらに、コワーキングスペースやシェアオフィスもあり、仕事で困ったことがあれば相談できるような環境もあります。
もちろん、住む地域にもよりますが、テレワークが行える環境は地方でも整っています。
私は、そうしたテレワークの環境が地方で整っていることを知った時に、
逆に都市部にこだわって仕事をするよりも、地方の静かな環境で仕事をすることの方がいいんじゃないの?
そう考えるようになりました。
私は、外で仕事をする時にモバイルWi-Fiを持っていって作業しています。
地方の木々に囲まれた環境下でもインターネットは繋がるため、ブログを書いたり、ホームページの修正などもできています。
都市部のテレワーカーやノマドワーカーの皆さん。
一度、地方でワーケーションしてみてはいかかでしょう?
まとめ
新しい感染症の出現や生産性向上を求められる働き方、
それによって、私たちの仕事や生活環境は常に変化しています。
私自身、その変化のスピードを目の当たりにして、これからの人生に対して不安を抱くこともありました。
状況の変化に対して、柔軟な姿勢でありたい。
自分の大切な時間を、大切なヒト・モノ・コトに充てたい。
それを、達成する選択肢が、ノマドワークという働き方だと今は思っています。
働く場所や時間に左右されない働き方を習得して、心にゆとりも持って、これからも人と関わる仕事に従事したい。
その目標に向かって励んでいきます。