月曜日…仕事行きたくないな。
楽しかった週末が終わりを迎えようとしている…。
なぜ、働くのだろう?
そう、考えたことが誰しもあるのではないでしょうか。
こんにちは!まろです!
令和に東京から地元阿蘇・小国郷にUターン移住。楽しく!たくましく!生きていくをテーマに、地方での生活の魅力、ライフスタイルについて発信しています。
働くことは国民の義務であると同時に、働かないと生計を立てられないから。
私は子どもの頃、そのように教えられて生きてきた背景もあり、学校を卒業したら就職をして働くことが当たり前。
働かないと、食べてはいけないから。
それが、私の「働く」に対する答えでした。
私たちは、生きていく上で、働くことから逃れられない…。
そうであれば、自分の好きなこと、やりがいを感じられることを仕事にしよう。
そう思って、理学療法士になりました。
では、自分のやりがいを感じられる仕事についたことで、仕事に対する憂鬱な気持ちから解放されたのかというと、そんなことはなく、日曜日の夕方は引き続き憂鬱でした。
好きなことを仕事にしても、辛い…
どうしたら良いのでしょうか?
憧れていた職業に就けば、充実した気持ちで毎日を過ごすことができる。
そう思っていましたが、現実は少し違いました。
ただ、一つの考え方を変えたことで、働くということを前向きに捉えられるようになり、仕事をすることが楽しくなりました。
それは、
働かないといけない → 働きたい
このように考え方を変えたことで、働くことに対して前向きに取り組むことができるようになりました。
日曜日の憂鬱な気持ちが、少しでも楽になっていただけると幸いです。
私は普段、理学療法士といてリハビリ施設で働きながら、南小国町の「しごとコンビニ®︎」を利用して働いています。
なぜ、「しごとコンビニ®︎」という仕組みを利用して働こうと思ったのか、その経緯ついてもまとめていますので、ご興味がある方は、ぜひ見てください。
▽目次から飛べます▽
しごとコンビニ®︎についてはそんな時に出会った「しごとコンビニ®︎」からどうぞ!
仕事が辛かった時期の話
今でこそ、日々の仕事に強いストレスもなく取り組めていますが、20代前半はつらい…きつい…と感じながら仕事に取り組んでいました。
当時の私は、上司や先輩から依頼された仕事を言われた通りにこなし、その良し悪しを評価してもらう。
そのような、態度で仕事に取り組んでいました。
結果、上司や先輩から仕事の成果を褒めて貰えばモチベーションは上がりますが、その反対に、気に入らずにやり直しを命じられると落ち込んでしまいます。
気合いを入れて取り組んだ仕事であれば、なおさらダメ出しされると落ち込みます。
そんな、ことを繰り返しているうちに…
どうせ頑張ったところで評価されるかどうかも分かんないし、要領良く仕事をしよう。
そんな気持ちで仕事に取り組むようになっていきました。
なるべく、面倒な仕事は受けたくない。
そんなことを祈りながら、日々働いていました。
しかし、そんな願いも虚しく、年数を重ねると後輩の指導やグループのリーダーといった仕事が回ってきて、日々の業務を圧迫することになります。
「こっちも忙しいのに、面倒なことばっかりさせて…」
焦りや苛立つことも増え、心に余裕が無くなっていきました。
それでも、態度がはっきりとしない私は、引き続き、軽い返事で仕事を受け入れ、だんだんとミスが目立つようになります。
すると、上司から…
まろくんは、手際が悪いね
もっと、いろんな人を頼らなきゃ
…
人事考課でそのように評価されるようになりました。
どうして!
こんなにも、自分を犠牲にして仕事を受けているのに…
あんまりだ…。
やってられんな…
こんな感じで、徐々に無気力になっていきました。
「働かないといけない」から「働きたい」に変換する
あーもう。仕事楽しくない。楽しいこと降ってこないかな。
しかし、そんなことを考えていても、現状は何も変わりませんでした。
むしろ、仕事が積もり積もって忙しくなっていきます。
以前は、相手の期待に応えることを優先して仕事に取り組んでいました。
結論、相手の気持ちを100%理解することは不可能。
そう気づきました。
(このままじゃダメだ!)
私は、仕事に対する心構えを見直すことにしました。
依頼された仕事に対する理解を深めて、相手に自分の気持ちを伝えた方が、物事は案外上手くいくことが分かりました。
そうして形にしたものを、他の人が喜んで受け取ってくれる。
すると、相手に自分のことを理解してもらえたという気がして、仕事も徐々に楽しくなっていきました。
私は、人の役に立ちたい。
そう思って、理学療法士という職業を選択しました。
仕事では、相手の期待に応えようと頑張りましたが、報われずにやる気を失っていきました。
ですが、仕事は人と意見交換をする手段だと意識するようになってから、仕事の成果を喜んでもらえる経験が増えていきました。
人と繋がれた気がして、仕事が楽しくなりました。
私は、働くことで人とのつながりを深めたい。
これに気づいたことで、働くということを前向きに捉えられるようになりました。
依頼された仕事を、自分の中で言語化して表現する。
コミュニケーションの一つとして、仕事を利用しようと考えるようになりました。
楽しく働くためのコツ
一生懸命に仕事に打ち込むことで、色んな人と交流を持つことができました。
それが楽しくて、来る仕事をどんどん受け入れていましたが、徐々に一人で処理するにはいっぱいいっぱいになっていきます。
仕事は楽しい。でも、しんどい。
そんな感じで働いているうちに、家族や仲の良かった友人との関係は薄れていってしまいました。
自分はどこに向かっていってしまうのだろう。
不安に駆られるようになります。
自分が大切にしたいものは何なのか。
今の仕事は自分のためになっているのか。
もう一度、自分自身を見つめ直してみました。
私はこれからどう生きていきたいのか。
そのために、どんな働き方をしていくのか。
見つめ直した結果、仕事を選択できるという働き方を、私は目指していく必要があるということが分りました。
そんな時に出会った「しごとコンビニ®︎」
しばらく地元を離れて生活していた私は、30歳を迎える時に地元に貢献したいという思いが強くなりました。
ただ、長らく地元を離れたことで、地元との繋がりは希薄していました。
地元の人と繋がりを持ちたい。
地元の活動に加わりたい。
そして、勤めていた会社を退職してフリーランスになりました。
さあ。これからどうしよう…。
そんな時に、南小国町のしごとコンビニ®︎という取り組みを知ります。
仕事を通して、人や地元との繋がりを持ちたい。
そう考えていた私にとって、しごとコンビニ®︎は魅力的に感じました。
さっそく、南小国町のしごとコンビニ®︎事務局に話を伺いたいとお願いすると、とてもスピーディーに対応して頂きました。
説明として受けたことは、しごとコンビニ®︎はパートやアルバイトではなく、業務委託として働く仕組みが整えられており、様々な仕事の中から、自分でその仕事をするかしないかを選ぶことができるということでした。
私は、地元との繋がりを持つきっかけとして、しごとコンビニ®︎を利用したいと考えていましたが、業務を行うにあたり仕様書がしっかりと用意されているため、自分の作業ペースで働きたいという方にも向いていると感じました。
他にも仕事を行う前に、希望者には事前説明会で事業所のスタッフの方から業務の内容についてお話を伺うことができ、不安なことがあれば、事務局の方に気軽に相談することもできます。
私は、フリーランスになってからも、理学療法士としてリハビリ施設で仕事を続けています。
その傍ら、空いた時間でしごとコンビニ®︎からの案件を取って働いています。
働くことで報酬をいただくだけではなく、地域との繋がりを感じながら働くことができて満足しています。
最後に
今までの働き方を変えるというのは、とても勇気のいることだと思います。
私は、人との繋がりを持ち、生活する環境を自由に選択できるようになりたい。
そのために働きたい。
勇気を持ってチャレンジすることにしました。
もちろん、最初は一人で不安でした。
ですが、色んな人と働いているうちに、アドバイスや相談に乗っていただける人も増えていきました。
なんとかやっていけそうだな。
色んな人に支えられて、前向きに働くことができるようになりました。
働かないと生活できない。
たしかに、その通りです。
ですが、そこからもう一つ落とし込んで考えてみてください。
働いて〇〇な暮らしをしたい。
働いた先のビジョンが描けると、やらされていたものが、やりたいことに変わるかもしれません。
人生は暇つぶし。
私の好きな言葉の一つです。
生きている時間を好きなことで埋める。
とても素敵なことですが、趣味の少ない私にとっては最高難易度です。
新しいことや非日常的なことで人生を埋めるのではなく、日々やらなくちゃいけない、やらされていると感じていること。
それを、やりたいことに変換することの方が、私には向いていました。
あなたにとって、働くとはなんでしょうか?
考えることは面倒かもしれませんが、自分はこのために働いているという理解が深まると、その後の人生をもっと楽しく過ごすことができるかもしれません。