「ワーケーション」という言葉をご存知ですか?
ワーケーションとは「work」(仕事)+「vacation」(休暇)を組み合わせた造語であり、普段の勤め先から、観光地やリゾート地に場所を移し、仕事をしながら休暇も楽しむという働き方です。
テレワークの普及に伴い、在宅から外に場所を移しても働くことができるということで、ワーケーションに注目が高まっています。
自宅から離れて気分転換ができる♪
休暇も楽しめて一石二鳥!
そういった意見もある一方…
オンとオフの切り替えが難しい…
旅先でカラダが休まらない…
そういった意見もあるようです。
なぜなら、これからも地元の自然豊かな環境を残していくためには、地元に対する関係人口を増やして地域の活性化を図る必要があると思うからです。
そのためにも、話題になっているワーケーションを活用して、地方に滞在して仕事をしながら休暇を楽しみ、生活感を味わってもらえることで、定住に繋がるチャンスだと考えています。
それと、私自身がこのワーケーション自体に非常に興味がありました。
そこで、今回は自分でワーケーションプランを立て、旅先で快適に仕事ができるのかチャレンジしてみました。
今回のワーケーションプラン
- 業務内容:ホームページの作成と修正、記事の執筆、SNSの情報発信、ビデオ会議
- ワーケーション期間と場所:大分県別府市に3泊4日
- 作業で使用するもの:ノートパソコン、スマートフォン、ポケットWi-Fi
- point:できれば、宿泊費を安く抑えたい
☆ビジネスホテル、ゲストハウス、カプセルホテルを利用
実際にワーケーションを行った上で良かったこと、悪かったことをまとめてみました。
今後ワーケーションにチャレンジしてみたい方の参考になれば幸いです。
まずは、滞在先を決めよう
はじめに、旅先で訪れたい地域と期間を選択します。
今回は大分県別府市に3泊4日でプランを組みました。
その後、宿泊する施設をホームページとネット予約サイトで場所、施設の設備、金額を確認して予約をとります。
今回、ネット予約では楽天トラベルを利用して予約しました。
ワーケーションしてみて良かったこと
その地域の生活感が味わえる
平日は人が少なく、観光を堪能できる
煮詰まったら、気分転換ができる
作業環境はどうだったのか?
ゲストハウス
- 宿泊費を安く抑えられる
- 居住形態はドミトリー(相部屋)が基本
- 床に布団を敷く雑魚寝スタイルや二段ベッドスタイルがある
- 個室があるゲストハウスもある
- 個室でない環境下では周囲への配慮から居住スペースでの作業は難しい
- その分、共用スペースにテーブルが置かれている
- カフェやコワーキングスペースが併設されている場所もある
宿のホームページを見て、作業環境を事前にチェックしておくことをオススメします!
カプセルホテル
- サウナや大浴場が完備されており、作業で疲れた身体を癒すのには最高
- 宿泊費を安く抑えられる
- サ飯とも呼ばれるように、飲食の提供もあり、リラックスして過ごすことができる
- 元々、リラックスして過ごせるように配慮された空間となっている
- 作業用に区画されたスペースが少ない所もある
- 私が泊まったカプセルホテルは、事前に情報を調べてはいたが、思っていたよりもフリースペースが狭く、利用時間に制限もあって作業環境としては不向きな環境であった
- 事前にホームページの情報はしっかりチェックしておく
- 部屋は二段ベッドでカプセルのように仕切られている
- 防音の設備はあまりないため、タイピング音や音声通話は他の利用者の迷惑になる可能性が高く、ベッド上での作業は控えたほうがよい
ビジネスホテル
- 個室でプライベート空間が確保されているため、セキュリティー面で安心感がある
- 音声通話も可能なため、リモートワークに向いている
- ゲストハウスやカプセルホテルに比べて値段が高い
居心地の良い施設を見つけて、連泊がオススメ
ワーケーションを行う上でネックになったのは、作業場所を確保するということでした。
今回、初めて宿泊する施設で、ワーケーションを目的とした滞在しました。
気分転換をしながら、集中的に作業できた反面、
慣れない土地で、ちょこちょこ苦労したのが、落ち着いて作業できる場を探すことでした。
事前の下調べをしたとは言え、施設内の様子や周辺環境等もわからない部分が多く、落ち着いて作業に移るまでに時間がかかりました。
☆チェックインは15時以降がほとんど
集中して作業がしたい!
外部とビデオ会議をしなきゃ!
その場合は、個室のある宿泊施設をオススメします。
ですが、宿泊施設のチェックインの大半は15時以降のところが多いため、それまでの時間はカフェやコワーキングスペース、その他パソコンを利用できる図書館等を利用して作業する必要があります。
事前に作業をどこでするか、地図アプリを見て把握しておくことが良いでしょう。
今回は、3泊4日、別々のホテルを予約して作業をしてみました。
結果、カフェやファミレスを渡り歩きながら、作業することができました。
ただ、チェックイン後に近くのカフェで作業しようと足を運びましたが、夕方は利用者が多くて席を確保できず、作業場所探しの旅をする羽目になったこともありました。
連泊であれば、初日こそ15時チェックインの縛りはありますが、その後は3日に1度程度の清掃が入るものの、チェックアウトまで縛りなく施設内でゆっくり過ごすことができます。
仕事の予定がタイトに詰まっている方は、初めて利用する施設は避け、できれば慣れた施設で連泊することがオススメです。
感想
今回、ワーケーションをしてみて感じたことは、
宿泊施設を1日1日違うところで予約すると、チェックインまでの時間調整、移動手段、作業場所の確保に気を使ってしまい、作業に割ける時間が減って、移動で体力を消耗しました。
どこに何があるのか?
初めての宿泊施設だと到着後に確認する手間もあって、作業に取り掛かるまでに時間もかかります。
宿泊費を抑えるとなると、食事は宿泊施設で提供されず、自分でお店を探して、食事をしなければなりません。
仕事以外にも、様々なことを選択する労力が必要となります。
という訳で、集中した作業環境を整える上で、宿泊施設はできるだけ1つの施設に絞り、連泊することをオススメします。
ただ、連泊するにあたり、初めて利用する宿泊施設だった場合は、
しまった!こんなはずでは…
そうならないように、事前にしっかりとホームページやブログをみて、情報収集すると良いでしょう。
もしくは、何度も行ったことのある地域であれば、最初の数日は慣れ親しんだ宿泊施設で過ごし、最終日あたりを新しい宿泊施設の開拓に充てると、面白いのではないでしょうか。
理想のワーケーションの形を模索したい
とはいえ、3泊4日のワーケーションは、私なりに刺激も受けて、良い時間を過ごすことができました。
私自身、今後も様々な地域に一定期間滞在し、その土地の雰囲気を味わいながら仕事ができたら良いなと思っています。
そして、その経験を活かして、いずれは地元の自然や生活の良さを体感できるようなワーケーション施設を作れたらなとも思っています。
今後も、地方での生活の魅力を伝え、他の地域にお住まいの方がワーケーションとして我が地元に足を運んでくれることを夢見て、これからも情報発信を続けていきます。