やりたいことの見つけ方とは?やりたいことは探すものではなかった

私事

世の中の人が格差なく健康に過ごすことができる社会作りを目指す人

廃棄されるはずの食品を有効活用して、フードロス問題の解決を目指す人

ドローンを活用して、様々な地域へ物流サービスの提供を目指す人

世の中には、様々な社会課題の解決に向けた取り組みを行う人がいます。

今はインターネットを通じて、色んな人の考えに触れることができ、特に社会課題の解決に向けて活動している人を目にすると、私も活力を貰います。

「こんな自分でも、何かできることはないだろうか?」

そう思うことが増えました。

では、何かにチャレンジできたかというと、できていません…

何かしたいな!

何かないかな?

これまで探すばかりで、いつも通りの日常を過ごしてきました。

そもそも、自分のやりたいことってなんだろう…。

世の中には、目標に向かって頑張っている人がいる…

一方で、やりたいことが見つからず、行動に移せない自分…

なにか心が満たされない…

悔しいような、悲しいような…

そんな、悶々とした日々を過ごしていた私が、ある話を聞いたことで「やりたいこと探し」に対する向き合い方が変わりました。

やりたいことは探すのではなく、見つけることを意識する。

「やりたいこと探し」で疲れた方の参考になれば嬉しいです。

「やりたいこと探し」への向き合い方が変わった話

今はインターネットやSNSによって、外から色んな情報を手に入れることができます。

私も、インターネットを通じて起業家、アーティスト、インフルエンサーetc…

様々な人の意見を参考にさせて頂きました。

ただ、どんなに情報に触れたとしても、その情報を私がどのように感じたかということだけで「やりたいこと」の答えが見つかるという訳ではありませんでした。

どこかに、やりたいことが落ちてないかな…

そんな時に、ある話を聞いて、私のやりたいこと探しに対する向き合い方が変わります。

その話は、

「逆境がその人を作る」

というお話です。

どんな話だったのか

あるところにAさんという人物がいました。

Aさんは周囲の人から「Aさんは優しくて、いい人だね」とよく言われていました。

「優しくて、いい人」と言われることに対して、Aさんにはその自覚がなく、周囲の人から向けられた「優しくて、いい人」という印象に、Aさんは受け入れられずに悩んでいました。

周囲の人から「優しくて、いい人」と印象づけられることに対して、その自覚のないAさん。

周囲の「優しくて、いい人」という先行した印象を意識するがあまり、Aさんは周囲の人とのコミュニケーションがぎこちなくなってしまいました。

そのことをAさんは、Bさんに相談をします。

相談を受けたBさんは、Aさんの普段の言動や振る舞いを観察することにしました。

すると、人の気持ちを傷つけないように発言や態度に気をつけていたり、人の仕事を笑顔で手伝うAさんの行動特性が見えてきたのです。

これまでAさんが当たり前にやっていたことは、実は他の人からしてみると、特別なことだったということを最終的にAさん自身も理解する事ができ、悩みは解決に向かいました。

Aさんの無意識にしていた行動は、他の人から見ると特別なことであり、それによって「優しくて、いい人」という他の人から見たAさんの印象を作り上げています。

⇩ ⇩ ⇩

この性格はAさん自身が作りあげた

Aさんの悩みは、相手から向けられた印象を理解して受け入れることができたおかげで解消しました。

Aさん自身も理解できていなかった「優しくて、いい人」という人物像。

このAさんが「優しくて、良い人」と他の人に印象付ける要因となったのは、Aさんが他人を思いやる行動が元となっています。

Aさん自身も理解できずに悩んでいた「優しくて、いい人」という人物像ですが、実はAさん自身が自身で作り上げなければ生きてこられなかった環境があったからこそ、生み出されたものである。

最後は、そのように話は締め括られています。

これが、逆境がその人を作るというお話です。

⇩ ⇩ ⇩

この話をもとに、仮に私が起業家の方を「行動できる人」と印象付けたとします。

私が、起業家の方に「行動できて羨ましいですね」と伝えると、

推測ですが「そうですか?普通のことですよ。やってみたらいいんじゃないですか」と返答されるでしょう。

起業家の方からすれば、行動するということは無意識に行なっていることであり、「どうしたら行動できますか?」と私が聞いた所で、その理由を具体的に説明することは難しいと思うからです。

なので、行動できる人から話を聞いただけでは、行動できない私が行動できる人間になることは難しいでしょう。

行動して成果を上げている方たちは、そこに至るまでに様々な体験をし、時に逆境に立たされ、環境に合わせて自身を律する必要があったからこそ、

「行動できる人」という人物像を作り上げることができたと思うからです。

「逆境がその人を作る」話を聞いて思ったこと

こうなりたいと思った時に、外に答えが落ちていないか目を向けるのではなく、

「なぜ、羨ましく思うのか」

「なぜ、そうなれなかったのか

まずは、自分の気持ちに向き合うことが重要であるということに気がつきました。

「やりたいこと」を見つける

私は「行動できる人」になりたい!

自分の気持ちをかき立てる「やりたいこと」を見つけたい!

そのために、今の自分に足りないものは何か?向き合うことにしました。

「行動できない人」である理由を考えてみました。

⇩ ⇩ ⇩

なぜ私は「やりたいこと」を見つけられずに行動を起こせないのか?
  • 別に何か行動を起こさなくても、衣食住があって、平穏な日々を過ごす事ができているから
  • この平穏な日常を壊してまでも、掴みたいものがないから

この結論に至りました。

終わり。

・ ・ ・

ではなく、それでも私の心の奥底にあるモヤモヤとした気持ち。

この気持ちを払拭したい!

そう思って日々を生きています。

この心の奥底にあるモヤモヤこそが、私が「行動できる人」になるために必要な材料(逆境)であり、その気持ちを解消させることが「やりたいこと」につながるということが分かりました。

現在は、PCやノートに自分の今の気持ちを書き出すことで、自分の内面に向き合っています。

「やりたいこと」は別になくてもいいことも分かった

「やりたいことがない」ということは、良くないことだと思っていました。

なので、必死に「やりたいこと」を探してきました。

探し回った結果、やりたいことは内面から湧き上がってくるものということが分かりました。

「やりたいことがない」ということは、今が幸せであり、今の生活で心が満たされていて、他人と比較して生きていないということになります。

そう考えると、本当にやりたいことがないということは、別に悪いことでも寂しいものでもなく、

「やりたいことがない」という状態こそ、最終的な目標なのかもしれません。

それに対して、私はどうでしょう。

心の奥底にモヤモヤを抱えて生きています。

満たされていない人間です。

まだまだ、未熟者です。

なので、私は気付いていないだけで、実はやりたいことがきっとあるはずなのです。

モヤモヤを抱える私のやるべきこと
  1. 行動する人になるために、心の奥底にあるモヤモヤの原因をはっきりさせること
  2. そのために、自分自身が何者なのか理解すること
  3. 自分と向き合いつつ色んな人と話をして、客観的な意見も貰うこと

⇩ ⇩ ⇩

「やるべきこと」を意識して、コツコツと取り組んでいます。

少しずつではありますが、だんだんとやりたいことがはっきりと見えてきました。

これからも自分としっかり向き合って、やりたい事とやりたくない事をはっきりさせて行きます。

いずれは、やりたいことをやり尽くしたその先に…

「まろさんのやりたいことって何ですか?」

そう人から聞かれた時に、

「やりたいこと…特にないですね」

そう言えるくらい、色んなことをやり尽くしたいです。