地方移住で後悔しないために知っておきたいこと

ローカルライフ

「雄大な自然に囲まれて生活したい」

「時間に縛られずのんびり生活したい」

「地域住民とのつながりに憧れる」

「四季折々の自然の変化を楽しみたい」

地方への移住に夢が膨らみます。

出典:内閣官房 まち・ひと・しごと創生本部事務局〜移住等の増加に向けた広報戦略の立案・実施のための調査事業 報告書〜のグラフを元に加工

「東京圏在住の約半数が、地方圏での暮らしに興味がある」と公表されており、地方移住への注目度も高まっています。

実は、若い世代の方が地方移住への関心が高まっている。

出典:内閣官房 まち・ひと・しごと創生本部事務局〜移住等の増加に向けた広報戦略の立案・実施のための調査事業 報告書〜

移住への意向がある層とない層の平均年齢を調べた結果、移住への意向がない層は41.3歳と最も高く、1年以内に計画が整えば移住したいという移住への関心の強い層は35.7歳と報告されています。

定年後は地方でスローライフを!

そう思っていましたが、実は若い年代の方が地方移住に関心を持っているという結果は意外でした。

人生を大きく左右する可能性のある「地方移住」

地方での生活に憧れがある…。でも、失敗はしたくない!

地方移住を検討している方に対して、地方での理想の暮らしを手に入れるために、事前に準備することは何だろう?

この記事を読んで、少しでも不安が解消できれば嬉しいです。

なぜ地方移住したいのか目的を持って準備を始める

都会での生活に疲れた💦

自給自足の生活に憧れる✨

地方に移住したい理由は人それぞれです。

地方移住で理想の生活を実現したい。

そう意気込んで準備をしていても、準備できる資金、移住先の地域特性といった様々な条件に合わせながら、自分の理想と折り合いをつける必要性が出てきます。

そんな時に、地方移住に求める目的が曖昧だと、移住先の条件に合わせて移住を進めてしまいます。その結果、理想の暮らしを手に入れられない事態に陥る可能性があります。

そうならないためにも、地方移住に対する目的「ここは譲れない」というポイントを明確にしておくことが大切です。

ポイントを明確にするためには??

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生活に必要な条件をはっきりさせる

主な移動手段(徒歩、自転車、車)

ここは非常に大切です。地方での主な移動手段は車です。

普通自動車免許の取得も視野に入れておきましょう。

都市部へのアクセス

都市部と地方で拠点を持って仕事をされる方は、是非とも調べておいた方が良いでしょう。

想像している以上にバスや電車の本数や運行時間に制限があります。

賃貸に住むのか、持ち家に住むのか

地方で古民家を購入してリノベーションし、何もない荒野から畑を耕して作物を作り自給自足の生活をする。田舎暮らしの醍醐味かと思いますが、生活環境を整えるまでに思いの外、お金がかかることがあります。

移住後の生活は長いです。ゆとりのある資金計画を立てましょう。

候補地をピックアップする

次に移住場所をまだ検討していない場合は、どの地方に移住するのかピックアップしてみましょう。

海、山、川

どんなロケーションで生活がしたいのか、そんなところから候補地をピックアップしてみても良いかもしれません。

いきなり1カ所に絞らず、複数の選択肢があった方が自分のライフスタイルに合わせて柔軟に選択ができるでしょう。

移住先の生活環境を調べる

候補地が決まったら、その地域周辺の生活環境について調べてみましょう。

その地域にどんなお店があるか調べる

地方への移住を希望している方であっても、買い物や娯楽、日常生活に必要となるサービスを提供してくれる施設は少なからず、周辺にあって欲しいという方はいらっしゃいます。

その地域の大まかな生活環境を調べるのに、地図帳や地図アプリは非常に便利です。

移住者の受け入れ体制が整っているか調べる

インターネットで地方移住に関して調べてみると「移住先でよそ者扱いされた」「ご近所の方と打ち解けるのに時間がかかった」そういった意見も少なからず出てきます。

新天地での生活において、近隣の住人との関係性を上手く築くことができるか不安に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで、インターネットで候補地の自治体や移住支援をしてくれる団体がないかチェックしてみましょう。

特に、他の地域から移住してきた人の意見を知ることができるサイトがあれば非常に心強いでしょう。

実際に行ってみて、住んでみる

候補地の移住先に対して、大まかに生活するイメージがついたら、実際に住むことを目的に足を運んでみましょう。その地域にホテルがあれば、数日間泊まってみて、近隣を散歩したり、役所や施設に行ってみましょう。地域住民の方とのふれあいで、その地域の雰囲気を感じることができます。

移住支援に積極的な地域は、移住希望者向けにセミナーを開催している所もあります。

積極的に活用すると、より移住後の生活イメージが膨らむでしょう。

その地域での働き方をイメージする

地方での理想の暮らしを実現し、生活を持続させるためには収入が必要です。

地方に拠点を構えて仕事をする際は、仕事の環境が整っているのか調べることをオススメします。

その地方で新たに仕事を始めたいとお考えの方は、自分のスキルに合った仕事があるのかを調べてみましょう。

移住に向けた準備を進める

仕事や住む場所も決まり、いよいよ本格的に地方での生活を始めるために準備を進めます。

生活の拠点を完全に移す際は、役所での手続き、各種解約の手続きを済ませましょう。

役所での手続き


  • 転出手続き
  • 住民税
  • 印鑑証明
  • 国民健康保険
  • 介護保険
  • 国民年金
  • マイナンバーカード
  • パスポート

公共料金の解約


  • 新聞
  • インターネット
  • 電気
  • ガス
  • 水道
  • 固定電話
  • NHK
  • 携帯電話
  • 郵便の住所変更

自動車・バイク


  • 駐車場の解約
  • 運転免許の住所変更
  • 自動車(バイク)車検証の住所変更
  • 車庫証明の住所変更

金融


  • クレジットカード
  • 銀行口座
  • 各種保険

その他、同居家族の変更も必要となるでしょう。

今後の人生を大きく変えるかもしれない地方移住。

思い立ったらすぐ行動!

もちろん、大切です。

ですが、ここは慎重に、石橋を叩いて渡る気持ちも重要なのではないでしょうか。

どうか、地方移住という選択が、人生のプラスになることを心より願っています。