外で食べるご飯。
どうして、あんなに美味しいのでしょうか。
慌ただしい日常を離れて、自然の中でゆっくりとした時間を楽しむキャンプ。
そして、自然の中でいただくキャンプ飯。
食の充実は、キャンプの満足度をさらに高めてくれます。
- キャンプといえばBBQ一択
- 外でご飯を作るって大変そう…
- 簡単に作れるレシピを知りたい
そのような方に向けて、料理経験自炊レベルの私でも作ることができる。
美味しい、キャンプ飯レシピをご紹介します。
こんにちは!まろです。
東京から阿蘇・小国郷へUターン。
自宅庭で野外料理研究に励んでいます。
私は普段、自身のInstagramで野外料理をUPしています。
今回は、その中で特に反響があったものをランキング形式でまとめて見ました。
どのくらいの時間がかかるのか?
調理に必要な食材や工程は?
そのような、疑問に答えることができるようにキャンプ飯レシピをまとめてみました。
これから、キャンプ飯に挑戦したい!そんな方の参考になると嬉しいです。
▽目次からランキングへ飛べます▽
ちょっとその前に!野外調理で揃えておきたいアイテム
①焚き火台
料理をする上で火は欠かせません。
BBQや料理を行う上ではグリル式のものが使いやすいです。
ですが、キャンプの醍醐味である焚き火で利用する焚き火台でも、グリル機能を兼用している物が数多くあります。
焚き火も野外料理も楽しみたいという方は、グリル機能も兼ね備えた焚き火台を使用することをオススメします。
私はコールマンのファイヤーディスクを使用しています!
購入の決め手は見た目が格好良さに惹かれました。
デメリットとしては、底が浅いため、調理をする際は薪や炭の位置調整にコツが必要な所です。
②焚き火シート
キャンプ場によっては、芝が綺麗に整えられていて気持ちよく野外料理を楽しめる所も多くあります。
焚き火で出る熱や火の粉は、地面に大きなのダメージを与えます。
そこで、耐火性のある焚き火シートを焚き火台の下に敷くことで、地面へのダメージを軽減させることができます。
キャンプ場を綺麗に保ち、いろんな人が心地よくキャンプ場を利用できるようにするためにも、焚き火シートが必要な場所では、積極的な利用に努めましょう。
③薪、枝
調理で必要な火を起こすために活用します。
着火剤もホームセンターや100円ショップで簡単に手に入りますが、枝葉に火を入れて、薪で火を育てる楽しさも野外料理の醍醐味の一つです。
④炭
美味しいご飯にありつくためにも火加減の調整は重要です。
薪から立ち上る火のみでも調理は可能ですが、焚き火での調理は火力の調整が難しいです。
その反面、炭火は火力が安定していて、火加減の調整も簡単です。
炭火を利用することで、炒め物だけではなく、煮込み料理やオーブン料理といった調理のバリエーションを増やすことができます。
⑤火消し壺
見落とされがちなアイテムですが、意外と重要な役割を担ってくれる火消し壺。
調理の際、火加減が強く、薪や炭火を一時的に外したいときに、火消し壺があれば、そこに薪や炭を一時退避させることができます。
また、調理後に焼け残った薪や炭は、形が残っていれば再利用が可能です。
火消し壺がなくて、終わった後に水をかけて火を消す方もいらっしゃいますが、薪や炭は再利用が可能なので、火消し壺で火を落として次の機会に取っておくことをオススメします。
⑥トーチバーナー
キャンプを極めた方ですと、ファイヤースターターで火花を起こして火を起こす方がいらっしゃいます。
難易度が高いため、私はガスバーナー使って枝葉に火をつけております。
(いずれは、ファイヤースターターで火をつけたい)
ガスバーナーは枝葉に火をつける以外にも、調理の際に焼き目をつけるといった、調理の工程でも活躍してくれます。
⑦火おこし器
火おこし器はなくても調理が可能なのですが、あると非常に便利なので入れました。
火を起こす際、湿度の高い環境や薪が湿っている状況では、火が大きくなるまでに時間がかかることがあります。
火おこし器は底に穴が空いており、下から空気を取り込むことで、火を起こしやすくする機能を備えています。
それによって、焚き火台で火を育てるよりも早く火を大きくすることができます。
私は、この火おこし器を「かまど」として利用することがあります。
火おこし器には、空気穴を開閉するノブがついています。
このノブで、空気穴の隙間を広げたり、狭めたりすることで火加減の調整ができ、ご飯を炊くといった、強火と弱火を駆使する調理に非常に便利です。
ぜひ、お試しください。
=便利な調理アイテム=
プライパンや鍋は、普段自宅で使用している調理器具でも野外料理は可能です。
ですが、やっぱり野外料理に適したキャンプ用のアイテムは耐久性も高く、使い勝手もバツグンです。
見た目のデザインも非常にかっこいい。
私が普段、使用しているアイテムを一部ご紹介します。
①ダッチオーブン
炊く、煮込む、焼く、これひとつあれば、ほとんどの料理が可能な万能調理アイテムです。
ダッチオーブン紹介ブログはコチラ
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②ホットサンドメーカー
2枚のプレートで挟んで調理が可能。
焼け具合を簡単に確認することができ、具材をひっくり返し損ねる心配からも解放され、調理の難易度をグッと下げてくれるお助けアイテムです。
③パエリアパン
パエリアを作るだけではなく、炒め物全般で大活躍のアイテムです。
④スキレット
アヒージョやチーズフォンデュで大活躍。付属の蓋や2枚使いで、ダッチオーブンとしての役割もできるユーティリティーアイテムです。
⑤スモーカー
外なら煙を気にせず燻製を作り放題。お酒のおつまみならお任せあれ!のアイテムです。
⑥タフマル
屋外での強い風でも安定した火力で調理ができ、ダッチオーブンといった重たい鍋の使用も可能です。
焚き火にあまり適さない調理や器具の使用が可能となる、痒いところに手の届くアイテムです。
⑦シングルバーナー
ちょっとコーヒーが飲みたい時、ちょっと小腹が空いた時にすぐに取り出して簡単調理。
こんな時にこれがあったら…と思わせてくれるアイテムです。
⑧テーブル
ちゃぶ台として、ダイニングテーブルとして、調理場として、さまざまな用途で活躍できるテーブルがオススメです。
おすすめキャンプ飯 BEST10
お待たせいたしました。
では、実際にInstagramで反響のあったキャンプ飯レシピをランキング形式でご紹介いたします。
第1位
ライスバーガー
- ①玉ねぎをスライスして、牛こま切れ肉と合わせて皿に入れます。
- ②醤油、みりん、砂糖、コチュジャン、にんにく、生姜を混ぜ合わせてタレを作ります。
- ③タレを具材に絡め、ラップをして5分ほど置いたら、フライパンで炒めます。
- ④具材に火が通ったら皿に移し、取って置きます。
- ⑤ご飯は片栗粉を軽く振りかけて混ぜ合わせておきます。
- ⑥片栗粉を混ぜ合わせたご飯を、ホットサンドメーカーのプレート両面に敷き入れ、両面に大葉を2枚ずつ引きます。
- ⑦片面のプレートに先ほど炒めておいた焼き肉を乗せ、もう一方のプレートでサンドします。
- ⑧後は焦げないように、火加減に注意しながら両面を焼き上げます。
- ⑨焼き上がったら、皿に移して白ゴマを振りかけて完成です
第2位
肉巻きおにぎり
- ①生姜の甘酢漬けをみじん切りにし、しょうゆ、酒、みりん、砂糖でタレを事前に作っておきます。
- ②白ごはん、刻んだ生姜の甘酢漬け、白胡麻をボウルに入れて一緒に混ぜ合わせます。
- ③混ぜ合わせたご飯はラップで硬めに握っておにぎりを作り、豚バラスライスをそのおにぎりに纏わせます。
- ④おにぎりに豚バラスライスを纏わせたら、ラップでくるみ準備は完了。スキレットで焼いていきます。
- ⑤肉巻きおにぎりは焼く前に、薄力粉をまぶしておきます。
- ⑥スキレットに油を敷き、あとは豚バラ肉が外れないように気をつけ、転がしながら全体を炊いていきます。
- ⑦ある程度、豚バラ肉に火が通ったらタレを肉巻きおにぎりに塗っていきます。
- ⑧焼き足りない時は、ガスバーナーで炙りながら焼くと良いです。
※上手に焼くコツとして、おにぎりは小さめに握ることをオススメします。
- ⑨薄力粉とタレが絡み、徐々にとろみが出てきますので、お肉が剥がれないようにゆっくり転がしてタレを絡めます。
- ⑩サラダ菜を巻いて食べると手もベタつかず、美味しくいただけます。
第3位
鶏ももの燻製ステーキ
- ①鳥もも肉は火が通りやすくなるように、フォークで表面に細かな穴を開けておきます。
- ②下味として万能調味料マキシマムを鳥もも肉に振りかけて、手で刷り込んで10分ほど置いておきます。(塩コショウでも可)
- ③スモーカーにさくらチップをセット。
- ④下味をつけた鳥もも肉をスモーカーにセット。火は強めに調整して、熱燻をします。
- ⑤5分ほど時間が経つと、空気孔から煙が出てきますので、そのまま20分強待ちます。
- ⑥燻製のいい香りと、鳥もも肉が綺麗に色づいているのを確認したら、仕上げにフライパンで火を通します。
- ⑦中まで火が通っているのを確認して完成です。
第4位
チーズタッカルビ
- ①野菜をお好みの大きさにカット。玉ねぎはくし切り、にんじんは短冊切り、キャベツはざくぎりにします。
- ②鳥もも肉を一口大に切ったら、ボールにコチュジャン、醤油、みりん、砂糖、にんにく、しょうがを入れて、鳥もも肉と絡ませて10分程ラップをして放置します。
- ③炭火で熱したパエリアパンに、ごま油を引き、野菜を投入。
- ④しんなりしてきたところで、調味液に浸された鳥もも肉を投入し、炒めていきます。
- ⑤具材に火が通ったら、中央を開けて、とろけるミックスチーズを投入。
- ⑥チーズがとろとろになったら完成です。
第5位
アヒージョ
- ①シーフードミックスは解凍し、具材はそれぞれ1口大にカットしておきます。
- ②ニンニクはスライスし、唐辛子は小さく輪切りにします。
- ③スキレットにオリーブオイルを注ぎ入れ、にんにくと唐辛子を投入し、弱火にかけます。
- ④にんにくと唐辛子から沸々と泡が出てきたら、焦げないように注意し、さらに5分ほど火にかけてオリーブオイルに香りを移していきます。
- ⑤にんにくの香ばしい香りがしてきたら、トマト以外の具材を投入。
- ⑥具材を焦がさないように気をつけなから、じっくり15分火を通していきます。
- ⑦その後、半分にカットしたミニトマトを投入して、レモンと塩で味を調整。
- ⑧5分ほど火にかけて、トマトも柔らかく食べごろになったら完成です。
第6位
サーモン、ほうれん草、チーズのパイ包み
- ①サーモン、ほうれん草をバターで軽く炒めておきます。
- ②パイシートを軽く引き伸ばして、半分に切って2枚にします。
- ③1枚のパイシートを敷き、2cm強の余白を残して炒めた具材を乗せます。
- ④もう1枚のパイシートを被せて、隙間を開けないように隅を丸めます。
- ⑤ダッチオーブンにクッキングシートを敷いて、炭火で約30分焼きます。
- ⑥焼き上がるまでに、タルタルソースを準備。タマネギは細かくみじん切りにして、マヨネーズとお酢と砂糖と混ぜ合わせます。
- ⑦最後に塩を入れてタルタルソースの味を整えます。
- ⑧焼き上がったパイにタルタルソースを合わせて完成です。
第7位
手羽元のさっぱり煮
- ①ダッチオーブンにオリーブオイルを少し多めに引いて、にんにくと生姜を炒めて香りをつけます。
- ②にんにくと生姜の香りがついたら、そのまま手羽元を投入して炒めます。
- ③手羽元にこんがり焦げ目がついたら、調味料(お酢、水、砂糖、醤油、みりん)を投入し、クッキングペーパーで落とし蓋をします。
- ④30分強、炭火でしっかり煮込んで完成です。
第8位
ピーマンとしいたけの肉詰め
- ①椎茸は軸を取り、ピーマンは半分に切ってワタを取り除き、調味料を混ぜ合わせてタレを作っておきます。
- ②玉ねぎはみじん切りにして、火を通して皿に移しておきます。
- ③玉ねぎを冷ます間に、パン粉、卵、牛乳を混ぜ合わせてつなぎを作ります。
- ④合い挽き肉、炒めた玉ねぎ、つなぎをボウルに入れて混ぜ合わせ、塩コショウを振って味を整えてタネを作ります。
- ⑤ピーマン、椎茸にタネを詰め込めるだけ詰め込みます。
- ⑥タネを詰め込んだ椎茸とピーマンに薄力粉をまぶして焼く準備は完了。
- ⑦ホットサンドメーカーを使って、時折ひっくり返しながら、野菜とお肉に火を通していきます。
- ⑧ある程度、火が通ったら、タレを回しかけていきます。
- ⑨時折ホットサンドメーカーをひっくり返して、全体にタレを絡めていきます。
- ⑩タレが煮詰まり、ピーマンと玉ねぎに照りが出たら完成です。
第9位
マカロニグラタン
- ①マカロニは下茹でをしておきます。
- ②スキレットにオリーブオイルを引いて、玉ねぎ、しめじを炒めます。
- ③しんなりしたらマカロニ、ウインナーを投入します。
- ④具材に火が通ったら、ホワイトソースを作っていきます。
- ⑤炒めた具材にバターを投入し、しっかり溶かして具材に絡めます。
- ⑥薄力粉をちょっとずつ加えながら、ダマにならないように具材に絡ませます。
- ⑦薄力粉が馴染んだら牛乳を投入します。
- ⑧ブラックペッパーで味を整え、煮詰めてとろみを出していきます。
- ⑨とろみが出たら、最後にとろけるチーズを乗せて、ガスバーナーで表面を焼いていきます。
- ⑩表面がきつね色に焼けたら、最後はパセリを振りかけて完成です。
第10位
フレンチトースト
- ①はちみつ、牛乳、卵を混ぜ合わせます。
- ②はちみつ、牛乳、卵を混ぜ合わせた液にパンを浸し、5分ほど液を吸わせます。
- ③パエリアパンにバターを敷いて、パンを2枚焼いていきます。
- ④両面をしっかり焼いたら、ハムとチーズを乗せます。
- ⑤パンを重ね合わせて、そのまま3分ほど焦げないように気をつけながら火を通して完成です。
作って楽しい!食べて美味しいキャンプ飯
今回は「簡単で美味しい!おすすめアウトドア・クッキングBEST10」というテーマで、
私が実際に調理で使っているアイテムの紹介とレシピを10選、ピックアップさせていただきましたが、いかがだったでしょうか。
キャンプに行ったら、テントの設営で忙しいから、食事は手早く簡単に済ませたい。
もちろん、そのような方もいらっしゃると思います。
野外料理のどこに魅力を感じているのか?
そう聞かれたら、私は野外料理の手間とめんどくささに魅力があると答えます。
スポーツやサウナで一汗かいた後の水や、山頂で食べるカップラーメンは普段から口にしているものなのに、なぜか美味しく感じます。
普段と変わらないものなのに、美味しく感じたり、ありがたく感じる。
そう強く感じるのは、そこに辿り着く過程がそう感じさせてくれるのではないかと私は思っています。
手間や面倒くささの先に感じられる幸せ。
それを味わえる要素がキャンプや野外料理、そして地方での暮らしに多く詰まっています。
普段の日常にある喜びを探す。
東京から地元である阿蘇・小国郷にUターンして生活を始めた私が活動のテーマにしていることです。
これからも、そんな地方での暮らしの様子を発信してまいりますので、気軽にブログやSNSを覗きに来てください。